かく語るねじさま
「ねじ」。いろんな意味で相変わらず。
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「はんぼーきはよゆうがなく、はんぼーきとはんぼーきのはざまはじゅーでんきだからとうぜんうだうだごろごろって。なら、いったいいつならねじさじが一番になるのだ。
にんげんやまよ。われらがぴよぴよやさしくいってるうちに、こころをいれかえたほうがいいぜよ。ぴよぴよ」
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「ねじ」。いろんな意味で相変わらず。
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「はんぼーきはよゆうがなく、はんぼーきとはんぼーきのはざまはじゅーでんきだからとうぜんうだうだごろごろって。なら、いったいいつならねじさじが一番になるのだ。
にんげんやまよ。われらがぴよぴよやさしくいってるうちに、こころをいれかえたほうがいいぜよ。ぴよぴよ」
左が「さじ」で右が「ねじ」。人間山の手の甲の上。
頭の上でさえずっているところに手をかざすと、もれなく捕獲できる。
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ちょっと弱ってななめ下40度に首を曲げて「めえ」とかつぶやいている人間山。その頭部めがけて急襲をかけ、遠慮も会釈もなく地肌を踏みにじっては撤退、踏みにじっては撤退を繰り返すねじさじ。
人間山はしやわせものなのだろう。多分。
「ねじ」。
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雨にぬれて帰る。おなかが空いて身体が重くてひどく眠い。あーあー。今日一日を背負いっぱなしの気分でのろのろ歩く。
それでも。
部屋に戻ると、ねじさじが乾いた場所であたたかそうにぷくんと羽根をふくらませてあくびなどしているので、まあいいかと思うのだ。
趣味のふさふさかじりに没頭中の「ねじ」。
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ねじさじはものをかじるのが大好きだ。特にねじのふさふさ好きは半端なものではなく、もう趣味の領域。放鳥中に興がのると、30分でも1時間でもかみかみしている。
写真はケージにかけている布で、ねじは最初この布一筋で遊んでいた。布の周囲のふさは、ねじが遊んだ部分は何となく黄ばんで、まるくもつれた糸のこぶがいくつもいくつもできている。
黙々と熱中していて、楽しそうなんだよなあ。
昨日は健康診断に。帰宅してうとうとする「さじ」。
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さじのくちばしの異状に気づいたのは1週間前。最初うっすらしていたシミがだんだん濃くなって、どう見ても内出血にしか見えなくなってきた。ピントはずれの写真だが、くちばしの向かって右下が茶色っぽいのがお分かりになるだろうか。
食欲は旺盛、行動も普段どおり。それでもとても常態だとは思えない。予備知識を得ようと調べてみると、可能性が高いのは肝疾患。やっぱり遊んでぶつけたんじゃないよなあ。週末を待って(こんな悠長な対応が良くないのは分かっています。ごめんなさじ)、昨日鳥の病院に2羽を連れて行った。
ねじのお気に入りのおもちゃと「さじ」。
ねじが遊んでいたのに、カメラを向けたらさじが割り込んできた。
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投薬3日目。ふだんはほとんど人をかまないさじが、保定している指にがぶがぶかみつく。よっぽどいやなんだろう。でも、飲ませ終わって解放すると逃げていかず、人間山の手の甲でやれやれとくつろいで
いるのがおばかでかわいい。何があっても手の甲は安全地帯のようだ。
昨夜はエサ箱をきっちり外しておいたのだが、夜間2羽とも寝場所から降りてうろうろしていたもよう。昼夜を問わず、食べたいときに食べるくせがしみついているようだ。
あんまりあせらずに長期戦で行きましょうぞ。
眠くなってきた「さじ」(手前)と「ねじ」。
ぷっくらふくらんでいるので、いっそうおでぶに見える。
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朝方、ねじさじの寝床のブランコがケージの脇にぶつかる音で目が覚める。カッタンカッタンととってもやかましい。
1)「ちょっくら朝飯でもひっかけるかね」とブランコを飛び降りる
2)エサ入れの不在に首をかしげつつブランコに戻る
というループが生じている模様。ケージの中にはしなびた青菜とボレー粉しか残っていない。
左が「さじ」で右が「ねじ」。
朝、エサ箱を入れるとこんなありさま。
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朝食はまずサラダから。あの手この手で青菜類を食べさせてから、ようやくエサ箱を入れる。青菜はある程度食べた後はもうどうしても一口だってつつこうとしないのに、粒餌が来ると途端にがつがつし出すねじさじ。本当に「がつがつ」音を立てて食べる。
生活習慣の改善を試みてから、約1週間。やっぱり簡単にはやせないねえ。日によって、ねじは41~43g、さじは37~39gを推移している。それぞれ40g、36gの日が出始めるのが今のところの目標なんだけれどなあ。
朝一番の青菜(豆苗)を食べるねじさじ。
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日中人間山が留守にするため、青菜類は朝しか与えられない。最近気温が高くあっという間にしなしなしてしまうのと、ちゃんと食べているのを確認したいのとで、毎朝ねじさじにお給仕しております。
保定される「さじ」とお薬。
アガリクスは薄い麦茶の味がするそうな。
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毎朝毎晩ケージの中を逃げ回るねじさじをとらまえて、冷蔵庫から出したばかりの冷たいお薬を1滴、2滴と飲ませる。身体をよじよじして何とか逃げ出そうとする2羽をがっちり保定することにも慣れ(人間山は)、それぞれの頭を軽く傾けてやって上下のくちばしの間に薬をたらすことにも慣れ(人間山は)、飲ませたあとすぐには解放せずにそっと押さえておくことにも慣れた(人間山は。飲み込む前に手を離すとねじさじはこれ幸いとばかり鼻から薬をぷしゅっと抜いてしまう)。
でも、肝腎のねじさじの方はちっとも慣れない。
毎回全身で「さじに(ねじに)何するの」「いやいやいやいや」と訴えられます。
カメラを凝視する「ねじ」。
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最近ねじに鼻をかじられるようになった。実に嬉しげに寄ってきて大事そうに大事そうに人間山の鼻をかじる。
大好きな塩土をあげるのを先週からひかえているからだろうか?人間山の鼻はしょっぱいのか?
うちには「さじ」という青い毛玉がいる。
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投薬開始から2週間。さじのくちばしの状態は随分好転した。最初はまた新しい出血斑が出てきてやきもきしていたのだけれど、1週間を過ぎるくらいからそれはおさまって、後は前の出血斑が薄れていく一方だ。今はくちばしの先にほんのちょっぴり薄い茶色のしみが残っているだけ。
さじ良かったなあ。
このまま落ち着いてくれて、そしてねじと一緒に、も少し筋肉が増えるといいなあ。
おそろしくやわらかいねじ(右)さじ(左)。
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朝と晩、ねじさじを捕まえて投薬している。2羽とも心得てきて、ケージに突っ込んだ人間山の手が届きそうになると、ものすごい勢いで逃げまわる(お前たちそんなに機敏な動きはじめて見るぞ)。
まずはさじ、それからねじだ。
いやなんだのう。こらえておくれのう。