四羽四様
この春のねじさじの発情騒動は控えめで、飼い主としては何となく複雑な気持ちに。そうこうするうちに換羽が始まって、さじの方は少し疲れた顔をするようになった。さじはたいていいつも額のあたりがごそっと抜けて、顔まわりも薄くなる。身体の方は今回控えめだけれど、羽衣が少し抜けたようでぶっとい筆毛が2本見えてきた。
メエの頭まわりは、あいかわらず見ているこちらがかゆくなるようなとげとげっぷり。それでもだいぶ筆毛が伸びたせいか、だんだん元気になってきた。体力低下は谷底を越えた感じだ。
ギイもお疲れで、やっぱり頭まわりがずいぶん生え変わっている。これまでギイ専用だったケージ後方のブランコに、最近メエが執心しているのがすごく気に入らないようで、なかなかりっぱな怒りんぼぶりを発揮中。本当にメエに負けなくなった。
さてこのびよはどうしたものか。ねじは、ただひとりふさふさふくふくしている。申し訳程度につむじに数本筆毛を生やしたほかは、一向に換羽の気配がない。筋違いのヒトの思惑(換羽ダイエット。ほんとはこんなものを期待してはいけない)を見透かしているかのようだ。少し飛ばすと早々にケージに戻ろうとする根性もにくい。いやいや、トリとヒトとがいたら悪いのはぜーんぶヒトの方だ。地道にいっしょに筋トレだ。