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2006年11月 アーカイブ

2006年11月18日

とりあえず近況

ねじ

トリはそろって顔換羽。ヒトはオーバーフロー気味。
ねじ、頭が涼しくなってるよ。

ねじ
「それがどうした。ねじはねじだ」

トリを見習うべきことはかくも多いことよ。

メエのそのう炎4

メエのそのう炎3から続く>


メエ
つのだ☆めえさん。妹の名はとげだ★ぎいという。

行きかう月もまた旅人なり(ああしみじみ)。
メエ通院からはやくも1ヶ月。後ろを振り返って今さらしみじみしててもしかたないですな。
メモから記録を起こします。

=====
10月15日日曜日、さじの通う病院にメエを連れて行く。予想以上に混んでいてだいぶ待つことになったが、1羽の診療にしっかり時間を取ってくれる病院だからやむを得ない。

■検査結果
体重45g。そのう液、便とも異常なし。したがって投薬は中止してよし。そのう液に気道の上皮細胞がはがれたのが少々出ているけれど、現状では問題というほどではないそう(ちょっとした咳でそうなることもあるらしい)。

■嘔吐
消化器の問題のほかに冷えや風邪、食べすぎ、肥満などが原因で吐くこともあるので、見極めが必要。一過性のものなら心配しなくていい場合もある。本当に気持ち悪ければ中のものを全部吐き出してしまうので、ぱらぱら~という具合ではないはず。

■食餌
緑黄色野菜をもっとしっかり食べさせる。餌は日中は制限なく食べさせて運動させる。ヒトの帰宅時に起こしてしまってそのとき餌を食べているなら、一時的に餌入れをはずしたり代わりに青菜を与えたりと工夫する。

■肥満
内臓に脂肪がついている。運動不足。放鳥は自由に遊ばせる時間ではなく、しっかり運動させる時間にするように。

■発情
ろう膜を見ると明らかに発情しているが、卵管は腫れていない(メエは産卵経験なし)。発情しても卵が産めない体質的な原因があるかも知れない。どちらにしても発情→産卵→育雛というのが自然で、半端な状態で万年発情気味にさせておくのはよくない。発情を抑えるように環境を変える等工夫して、ストレスを与えてあげること。

■羽根の状態(前の通院後荒れていた)
過剰な羽づくろい。「毛なめ」。まだ心配するほどではないが、毛引き→自咬症という流れの前段階。やはりストレスが原因だろう(ひどくなると、毛先の着色のせいでうろこ模様に見えることもあるそう)。

「前の通院直後から症状が。投薬のせい?」
飼い主とのコミュニケーションではあるので、手乗りのトリに投薬がそれほど負担になるとは思えない。その他の原因を疑って、ヒトとの関係、トリどうしの関係や生活を見直してみるといい。それでもおさまらない場合は、アロマオイルを処方してみると気分転換になることも。
=====

それから1ヶ月、食餌を見直して意識して飛ばせるようにした結果、メエの体重は46g→40gに。換羽終了後も体重を増やさないのが目下の目標だ(ちなみに同期間の他のトリの体重:ねじ41g→42g、さじ36g→35g、ギイ38g→36g)。

毛なめは幸い落ち着いているようだ。先生にはああ言われたが、今から振り返ってみても原因のひとつはやはり投薬だと思う。ヒトの手に、あるときは優しくされあるときは嫌な目にあわされる(でも基本的にヒトは好き)こと、今まで目下だと思っていたギイの態度がだんだんでかくなってきたことがあいまってストレスになったのではないだろうか。投薬=ストレス因子だと、この先病気をしたときに本当に困るのだけれど。

メエメエ

写真は10月16日のメエの羽根の状態。背中と尾の近くの羽根の先端が水にぬれたときのように濃く色づいていたのだが、背中はメエ自身が気にしてくちばしで羽毛の先端を短く刈り込んでしまった。このまま毛引きのくせがついたらどうしようとヒトは震撼していたが、換羽のおかげで今では背中はわりにきれいになっている。尾のあたりの着色は残っているが、特にそこを気にしていじっていることももうなさそうだ。よかった。

結果論だが「メエのそのう炎」は結局そのう炎というほどのことではなかったように思う。それぞれの医師の治療方針(先の病院にはたぶんもう行くことはないだろう)、ヒトのあり方。特に毎回トリの生活習慣について同じことを指導されているヒトのあり方は大問題だ。プロに頼るだけではなく、目の前のトリの状態を見極められるだけの目も持たねばと思う。日々のメエ(+3羽)への声かけ、季節のフルーツによる気分転換、緑黄色野菜の見せびらかし作戦(ヒトがさもおいしそうに生ピーマンとかを食べて見せてうらやましがらせる。いまのところまだ成果を見ていない)、毎朝のトリとの追いかけっこ等々に励んだ1ヶ月であった。

メエさん、すまないなあ。

2006年11月20日

さじかじる

さじ

いつまで経っても指かじりブームが冷めないさじ(ときどき「さじだけこっそり何かもらってる」と思って必死で割って入ってくるけれど、それは誤解だよねじ)。リンゴより粟の穂より指に食らいつくのが好き、ってこのトリは絶対間違っていると思うんだけれど、まあこんなもので良ければ気の済むまでかじれ。ときどき意地悪してくちばしをぎゅっとつまんだままにしてやると、じたばたしながらもかえって嬉しそうにしている。

写真を撮ってからろう膜のはがれに気づいてすそをこりこり掻いたら、皮がとれてきれいになった。最近本当に乾燥しているね。

2006年11月23日

よろこぶちびびよ

ギイ
ギイ

発情シーズンが一段落して、ギイのろう膜は常時色に戻りつつある(やはりメエの年中ぼこぼこ茶色なのはおかしいのだ)。

しかしいたずらしようとしているときって、どうしてこんなにうれしそうな表情をするんだろう。ギイはふだんからかわいい顔立ちなのだけれど、何か企んでいるときはやっぱり格別だ。まあ今回は大昔に買ったトリ用おもちゃ(Shreddersという椰子の葉を編んだテープのロール)なので、いたずらされても全然かまわないんだけど。ケージに入れてももうあんまり喜ばないくせにね。

2006年11月27日

愛すべき日常

さじ
さじ

この顔はきっと一生かゆいのだろう。
こんなに楽しいマンネリはほかにない。

「おしゃじしゃん」などと小声で呼んでみる。
ほかのトリには内緒だぜ。

2006年11月28日

愛なのか変なのか

ねじ

告白すると、ヒトが冷たくされて一番こたえる相手はねじだ。他のトリなら「あれがこうしてそういう態度になる」とか「まあそんな気分のときってあるよね」と冷静に考えられるのだけれど、ねじのつれない態度にはこころのやわらかいところにいきなり何かがぐさりと刺さるような気持ちになることが多い。ねじのマイペースっぷりが徹底しているので、行動を予測したり気持ちを推しはかって納得したりが難しいからか。それともそんなにねじに惚れているのか。ヒトよ。

ここしばらくのねじのブーム(?)は、とりあえずヒトの指には乗ってみるけれどすぐお尻をむけて飛び降りて、メタルラックの向こうの端っこまでよちよち走っていくことだった。何度試みてもねじは背を向けて走っていく。お乗りいただいた指を目の上にあげても駄目(以前のねじならよきかなよきかなとご機嫌だった)。背伸びして腕と指とを伸ばせる限り伸ばして、ヒトったらねじのこんなに目下ですとアピールしても駄目(以前のねじなら...)。かなしい。

しおしおとうなだれているヒト指の代わりに、ヒト顔でねじのご機嫌をうかがう。ああ、ヒト顔はまだお好きのようだよ。ひどいよにくいよヒト顔のバカバカバカ。いつのまにか指の気持ちに憑依されてひとり分裂してゆく人間山。

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