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メエのそのう炎2

メエのそのう炎1から続く>


メエ

明けて11日。嘔吐を繰り返していないかはらはらしながらケージを見に行くが、その様子はなくてほっとする。メエは気持ちふくらみ気味だがヒトへの反応はいい。「おねえちゃん元気そうにしてて健気だわ」と胸をつまらせながらしばし観察。少し眠そうだ。ヒーターを入れる。体重は45g。以前横並びだったギイは今朝は38gだ。

さじを診てもらっている病院は午後からの診療なので、今回は初めての鳥の病院へ。職場にえいやっと電話して、診療開始時間を見計らって家を出た。自宅からは比較的近く、交通の便もよい。待合室は明るく、平日の午前中で空いていてすぐ診察室に通された。

そのう液検査、便検査をしてもらうと、どちらも常駐菌がやや多めに出ているとのこと。やはりそのう炎の軽いのなのかなあとうなずいて聞いていると、「治療の経過を見るために、明日と明後日来てもらうことになりますが大丈夫ですか?」と尋ねられて混乱する。これは重病そうではないか。今週の予定が瞬間頭の中を駆け巡るが、しょせんヒトの都合だ。えいや、っだ。

「何とか都合します」と答えると、「では注射をしますね」と明るく告げられて驚く。何だか順番がおかしい。抗生剤だろうと推測はつくけれどそもそも注射の中身の説明がない。このまま何か処置されたくない。

動揺をそのまま素直に態度に出して「注射はおおごとだと思っていた。飼い主の心構えができていない。今の状態で注射は必要なのか」と尋ねると先生はそんなに身体に負担はないと言い、こちらの表情を見て「即効性がなくていいなら投薬でも構いません」と言い足す。重ねて質問すると、注射の場合は2日連続で経過を見たいが、投薬なら5日飲ませて吐かなければ再来院の必要はないとのこと。これはどういうことだろう。最近むつかしい情報処理がとみに苦手になっているヒトはさらにたいそう混乱したが、やはり注射はやめて投薬にしてもらう。

今回の症状は肥満(=生活習慣のまずさ)に根っこがあるような気がしていたのでそれについて聞いてみると、「ちょっとぽっちゃりさんだからその可能性はある。食餌内容は問題ないようだ」と言われて拍子抜けした(45gは「ちょっと」どころではないと思うのだ)。その他の印象からも、ここは対症的な対応メインの病院なのだなあと強く感じた。

薬は抗生剤とビタミン剤の2種。帰宅して飲ませてみると、メエは保定をいやがってヒトの手をがぶがぶかんだ。不憫さ倍増である。

続く

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2006年10月17日 05:36に投稿されたエントリーのページです。

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