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メエのそのう炎1

メエ

10日の深夜のこと。突然ぱらぱら、ぱらっぱらっ、という音がケージから聞こえてきた。まるでボレー粉をくわえて捨てているときのような音だ。

寝ているはずのどのトリが悪さをしているのだろうと見に行くと、4つの影はみんなそれぞれのブランコの上にある。おかしな話だと思ってながめていたら、メエがひとり大きく左右に首を振ったかと思うと、まき散らすように餌を吐き出した。

一度、二度、三度、四度、これは尋常ではない。

あわてて指を差し出すとメエはいつもどおり乗ってきた。明るいところに連れて行って観察していると、十何回か数えたところで嘔吐はやんだ。吐いたものはほとんどねばりがない餌のつぶつぶで、ふやかしたての粟玉みたいに見える。これがケージの敷き紙に落ちてぱらぱら音を立てていたのだ。

メエは気持ちふくらみ気味で眠そうな目をしている。吐き戻しは納まったようなので、そのまま寝かせることにした。ねじさじもメエギイも今までありがたいところに消化器系の不調はほとんどなかったのだが、これは話に聞くそのう炎の症状に似ているようだ。そう言えば最近メエは急に体重が増えて、あのちんちくりんのねじをしのぐほどだったと思い出す。

ヒトのトリ管理が問題なのだ。たぶん生活習慣病なのだ。いろいろ迷ったが、翌日半休をとることに決めて、ヒトも寝ることにする。

続く

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2006年10月14日 08:05に投稿されたエントリーのページです。

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