ねじさじには、怖いものがあんまりない。だから、部屋のどこにいても眠いときには寝てしまうし、人間山が近くに寄ってカメラを向けようがお構いなしだ。
彼らが人間を恐れないで育ったおかげで人間山は楽しい毎日を送っているのだけれど、その油断ぶりはあんまり極端なので注意しなければならないと思う。例えば、ねじもさじも人間山の足元に平気で降りてくるし、人間山が彼らをまたいで歩いてもまったく平気なのだ。
人間山は、ひとに気を許しすぎて不幸になった小鹿のバンビのいとこ(多分)の話を思い出して、自分が負っているねじさじへの責任のことを時々考えてしまいます。